理想や信念は必要ないことを受け入れる(2019/06/12大阪勉強会にて)

過去のイベント

オープンカウンセリングの内容を少しシェアしたいと思います。

質問:今の仕事がとてもつらいけれど、やめてしまったら理想の自分から遠くなってしまう気がします。
これまでも何回か転職をし、そのたびに自己否定感を感じてきたので今回は同じことを繰り返したくありません。
どうしたらいいのでしょうか?

回答:
ご質問ありがとうございます。
何の条件もなく(経済的、周りからの評価など)仕事を辞めるか続けるかを選べるとしたらどちらを選びたいですか?という問いにも、自分が本当にどうしたいかもわからないという状態では苦しいですよね

私達は幼い頃から、

理想を持ち、目標を掲げ、それを達成すべく計画を立て努力する

という生き方こそが素晴らしく、評価に値すると教わってきました。
そしてそれを達成すれば幸せになれると信じているのです。

先にある理想と今の自分とのギャップを埋めるべく、未来を追いかけ、未来のためなら今の苦痛は厭わない、
なぜなら未来の理想を手にすれば幸せになれると信じているから。

はたして本当にそうなのでしょうか?

そこに目を向けて自分の内面と向き合う時期にきているのだと思います。
その観念をはずして自由に近づきましょうということなのだと思います。

葛藤を持ち続けて生きている限り真の自由と喜びはありません。
もちろん幸せを感じることもありません。
追い求めている幸せはおそらく少し手の届かないところにあるままです。

なぜなら幸せというのは今ここで感じることしかできないから

そのためには今のありのままの自分を知り、ありのままの事実に気づくことで自然と苦しみは消えてゆきます。

理想や信念が強すぎると、今ここに存在している至福に気づくことはできません。

それらはあるがままに気づくというわたしたち本来のエネルギーからそれてしまいます。

今ここの事実に気づくことなく未来に逃げることは、苦しみと共にいることを自ら選んでいるようなものです。

自分自身ではなく出来事や他人の評価ありきで幸せかどうかが決まるという、この意識の使い方を根本的に変えていかなければなりません。

現実の世界というのは内面をただ映し出しているだけです。

ということが腑に落ちれば、自分の中に葛藤があるからそれがそのまま現実の出来事として現れているだけだということが理解できるでしょう。

自分の行動をどうするか、の前に少し心を落ち着けて、ありのままの自分を観察することです。

判断や常識や正誤をせず、ただ今ここに存在している自分を観る。
毎秒、変化し続けている自分をただ観察することが何よりも重要です。

すると本当の自分の声がかすかに聞こえてくると思います。
最初はとても微細でもしかしたらなかなか気づかないかもしれません。

これまで心と一体化していた部分に少しずつ隙間ができてきて、
言葉で表現するのが難しく繊細だけど、頭ではなくハートからの声が聞き取れるようになります。

そうなると自分がどう行動するべきかに迷うことはなくなり、今すべきことに自然と動けるようになっていきます。

最初はなかなか難しいかもしれませんが、その感覚を養うのに瞑想はとても強力なツールとなります。

Mami

Mami

どんなことが起きようが感謝の中で幸せと豊かさを受け入れる方法と新しい経験の仕方をお伝えしています。 詳しいプロフィールはhttps://mamindfulness.net/profile/

関連記事

特集記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

Mami

Mami

どんなことが起きようが感謝の中で幸せと豊かさを受け入れる方法と新しい経験の仕方をお伝えしています。プロフィール詳細→https://mamindfulness.net/profile/

LINE登録はこちら

友だち追加

「本当の自分の声を聞く」無料講座

最近の記事 おすすめ記事 イベント案内
  1. 他人を羨ましいと思う時こそ!

  2. AI時代に瞑想がどう生きるか

  3. 仕事にも「直感」を使っていますか?

  1. AI時代に瞑想がどう生きるか

  2. ビジネスパーソンと瞑想(日帰り瞑想会in大阪)

  3. 日帰り瞑想会(2022年7月、8月)in 大阪 & オンライン

  1. AI時代に瞑想がどう生きるか

  2. ビジネスパーソンと瞑想(日帰り瞑想会in大阪)

  3. 日帰り瞑想会(2022年7月、8月)in 大阪 & オンライン

カテゴリー

ランキング

  1. 1

    仕事にも「直感」を使っていますか?

  2. 2

    リトリートin千葉

  3. 3

    ビジネスパーソンと瞑想(日帰り瞑想会in大阪)

TOP